緊急避妊について
緊急避妊をためらわないでください!
もしも妊娠が分かった場合、妊娠の継続が可能ですか?
もしも妊娠が分かった場合に、中絶を選択せざるを得ない状況なのでしたら、今のあなたには緊急避妊が必要です。
迷わずにご相談ください。
【緊急避妊ピル】
“避妊せずにセックスをしてしまった“あるいは”コンドームが破れてしまった“などの場合に、望まない妊娠を予防するための方法を緊急避妊と言います。
日本では緊急避妊専用の薬剤は流通していませんので中用量ピルで代用することが多いです。
避妊失敗から72時間以内にプラノバール(中用量ピル)を2錠服用していただきます。その12時間後にもう一度同じものを2錠服用していただきます。
妊娠を回避できる可能性は95%程度です。
妊娠を回避できたかどうかはその後の生理の状況などを見ながら妊娠検査薬などで確認していただく必要があります。
緊急避妊ピルは安全な薬と考えていただいてかまいません。
服用禁忌に該当せず、妊娠を望まないのでしたら服用していただくほうがいいと考えます。
一時的に吐き気、頭痛、めまい、腹痛、胸の張りなどが起こることもありますが、24時間以内には治まります。
緊急避妊ピルはあくまでも緊急避難的な方法です。
低用量ピルによる避妊と比べると有効性は低いです。
緊急避妊ピルが必要だったということは、少なくとも今後数ヶ月程度は引き続き確実な避妊が必要ということです。
また、今までの避妊では十分ではないということにもなるでしょう。
今後は副作用のリスクが低くさらに効果的な低用量ピルの服用をお勧めいたします。
緊急避妊ピルは自費診療で4000円です(診察費用込み)。
※緊急避妊専用ピル(ノルレボ錠)は13000円です。
緊急避妊薬 ノルレボ について
これまで日本には正式な緊急避妊ピルは存在しませんでした。
そのため、医師独自の判断で、中用量ピルを緊急避妊ピルとして代用していました。
今回、緊急避妊のためのピルが発売されました。
これまでの緊急避妊ピルと比べて、吐き気などの副作用がほとんどないのが特徴です。
ここが一番大切なところです。
・コンドームなどによる避妊が失敗した時などに限って処方することができます。
・ノルレボを服用した後は、低用量ピルや子宮内避妊具(IUD)などの確実な避妊をお考えください。
・以上をご理解していただいたうえで、緊急避妊が必要でしたら避妊失敗から72時間以内に受診してください。
・費用は13,000円です。