健康体重管理プログラムのご案内
~医師と一緒に、無理のない体重コントロールを~
- 肥満(体重過多)がもたらす健康リスク
肥満は「見た目」や「体型の悩み」だけの問題ではありません。
医学的には全身に影響を及ぼす深刻な健康リスクと直結しています。
- 高血圧:血管に常に強い圧力がかかり、脳卒中や心臓病の大きな原因になります。
- 脂質異常症(高脂血症):血液中のコレステロールや中性脂肪が増え、動脈硬化が進みます。
- 糖尿病:肥満により「インスリン抵抗性」が強まり、合併症を引き起こします。
- 脳血管障害(脳梗塞・脳出血):寝たきりの原因にもなり得る重大な病気です。
- 心疾患(心筋梗塞・狭心症):血管が詰まることで命にかかわる発作を起こすことがあります。
さらに、関節への負担増加による膝や腰の痛み、睡眠時無呼吸症候群、脂肪肝、胆石症、さらには一部のがん(乳がん・大腸がんなど)のリスク増加も指摘されています。
「少し太っているだけ」と見過ごすことが、実は大きな健康リスクにつながるのです。
- 適正体重を維持するための基本原則
体重はシンプルに「摂取カロリー」と「消費カロリー」のバランスで決まります。
つまり、適正体重を維持するために大切なのは、
- バランスの良い食生活
- 適度な運動
この2つです。
世の中にはさまざまな「流行のダイエット方法」がありますが、長期的に続けられるのは結局この基本に沿った生活習慣です。
- ダイエットの落とし穴とリバウンド
短期間で体重を落とす極端な方法は、栄養バランスを崩しやすく、長続きしません。
一時的に痩せても、やめた途端にリバウンドしてしまうことが多いのです。
無理に食事を減らすと体は「飢餓状態」と判断し、基礎代謝を下げてエネルギーを節約します。
その状態で元の食事に戻ると、体は「ため込もう」と働き、以前より太りやすくなるのです。
「一時的に体重を落とす」ことと「健康的に体重を維持する」ことはまったく別の課題です。
- 欧米で実証された「マンジャロ」の効果
当院では薬剤を活用したサポートを行っています。
マンジャロ(一般名:チルゼパチド)は欧米で肥満症の治療薬として承認され、すでに多数の臨床試験で減量効果が確認されています。
マンジャロの働き
- 空腹感(食欲)を抑える:脳に作用し、自然と食べすぎを防ぎます。
- 胃の動きをゆるやかにする:食べ物がゆっくり腸に送られるため、早めに満腹感が得られます。
- 血糖の急上昇を防ぐ:食後の脂肪の蓄積を抑えます。
この3つの作用によって、自然に食事量が減り、無理のない減量を目指すことができます。
- 最終目標は「将来の病気リスクを減らすこと」
私たちが目指すのは「短期間で痩せること」ではありません。
今より少ない体重を維持し、将来の生活習慣病や心臓・脳血管疾患のリスクを減らすことが最終的なゴールです。
- リバウンドを最小限に抑えるために
治療終了後には、一定のリバウンドは避けられないかもしれません。
しかし当院では、少しでもその影響を小さくするために、
- 食事の工夫
- 運動習慣の取り入れ方
など、一人ひとりに合わせたアドバイスを行いながら治療を進めます。
こうして得られる「自分で体重を減らせた」という成功体験の積み重ねが、薬がなくても体重をコントロールできる力につながります。
- 費用(すべて自由診療・税込)
- 初診時:初診料3,300円 + 血液検査6,600円
→ 合計 9,900円 - 1ヵ月(4週間)分治療費:マンジャロ2.5mg 4回分(再診料は無料)
→ 26,400円
- 治療中に大切なこと
- 食欲は減りますが、タンパク質・野菜・水分はしっかり摂ることが大切です。
- 運動は体重維持だけでなく、
– 筋肉量や基礎代謝の維持
– 血流改善、心肺機能の向上
– 骨や関節の健康維持
– 認知機能やメンタルヘルスのサポートなど、多くのメリットがあります。
9.まとめ
体重管理は「一時的に痩せること」ではなく、長く健康を守るための取り組みです。
当院の健康体重管理プログラムは、医師の管理のもと、科学的根拠に基づいた方法で、無理なく体重を整えるお手伝いをします。
ご予約は、EPARKサイトからお願いいたします。