体重を減らすことではなく、将来の健康を守ることが目的です
当院の健康体重管理プログラムは、単に体重を減らすための治療ではありません。
肥満によって起こりやすくなる高血圧、糖代謝異常、脂質異常、心血管疾患などのリスクをできるだけ減らし、これから先も元気に過ごしていただくことを目的とした治療です。
忙しさや生活習慣の乱れの中で、体重管理が思うようにいかないことは珍しくありません。
体重の問題は、意志の強さだけでは片づけられません。
だからこそ当院では、医学的な視点から、無理のない体重管理を一緒に考えていきます。
目標は「痩せること」ではなく「健康体重を維持すること」
私たちが目指しているのは、過度な減量ではありません。
無理なく適正体重に近づき、それを維持していくことです。
当院では、ひとつの目安として BMI23前後 を意識しながら、体重だけでなく将来の健康も見据えて治療を行います。
当院の対象となる方
当院では、BMI25以上の方を対象にしています。
これは、肥満による将来の健康リスクときちんと向き合うための、当院としての基準です。
一方で、BMI25未満の方は原則として治療対象外です。
※妊娠中・授乳中・18歳未満の方は対象外です。
※そのほか、既往歴や現在の体調、内服薬などにより、治療をご案内できない場合があります。
治療方法
治療には、マンジャロを使用します。
週1回の自己注射で、食欲を抑えやすくし、胃から腸への流れをゆるやかにすることで満腹感を得やすくし、食後の血糖上昇をゆるやかにする作用が期待されます。初回は、医師・看護師が使い方を丁寧にご説明します。マンジャロの有効成分チルゼパチドはGIP/GLP-1受容体作動薬で、週1回皮下注として承認されています。
治療中に大切なこと
食欲が抑えられても、たんぱく質・野菜・水分はしっかり摂ることが大切です。
また、適度な運動は、筋肉量の維持、基礎代謝の低下予防、生活習慣病の予防にもつながります。
当院では、薬だけに頼るのではなく、毎日の食事や生活習慣も含めて体重管理を考えていきます。
副作用について
吐き気、下痢、便秘、嘔吐などの消化器症状が比較的みられます。
多くは軽度で、経過とともに落ち着くことが多いですが、症状が強い場合はご相談ください。
重い副作用はまれですが、異常を感じた場合は早めの受診が必要です。マンジャロの承認資料でも、悪心、下痢、便秘、嘔吐などが主な有害事象として示されています。
費用(税込)
初診料:3,300円
血液検査(初回必須):6,600円
マンジャロ2.5mg 2回分(2週間分):13,200円
初診時合計:23,100円
1か月分(4週間分):26,400円
再診料:無料
2回目以降の血液検査(必要時のみ):2,200円
最後に
この治療は、ただ「痩せる」ためのものではありません。
今の体重と向き合い、将来の健康を守るための一歩です。
無理なく、安心して、長く続けられる体重管理を、一緒に考えていきます。
注記
※本治療は自由診療です。
※当院ではBMI25以上の方を対象基準としていますが、マンジャロは国内では2型糖尿病の効能・効果で承認されている医薬品です。肥満症の効能・効果で承認されているのはゼップバウンドであり、適応条件は別に定められています。
※使用目的が国内で承認された効能・効果の範囲外となる場合、PMDAの医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。厚生労働省も、一定のエビデンスに基づき医療現場で広く行われている場合を除き、適応外使用は救済の対象外となると案内しています。
